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はじまりました

只今、京都芸術センターにて「藝文京展EX~つなぐ~」が開催されています。会期は2月11日(月・祝)までです。

2月6日(水)16:00からギャラリートークもありますので、ご都合よろしければどうぞお運びください。

私の作品はギャラリー南に展示してあります。こちらは立体作品と平面作品の両方が展示されている空間です。

今回6mの壁面を使わせていただいたのですが、なによりこんなに大きな壁を使うことが初めてだったので、制作中はやることなすこと壁にぶつかるばかりで、どうなるのだろうと毎日が不安だったし、自分の経験値の低さや、足りていない部分が浮き彫りになり、正直非常に苦しかったです。

年末は、「早く1か月後になってほしい」とばかり考えていた様な気がします。

今は当たり前だけど、どうしてようとちゃんと1か月後はやってくるよね、と思うばかり。

私が今回モチーフにしているのは、古代生物のマストドンです。大中小のパネルは全て一体の生物でつながっています。

そこに年月の経過や、また円形であることから、この先さらに年月を重ねて転がり変化し形をかえ、最終的に何かわからないものに変化してほしいという、これまでと、さらにこの先につながるようなものにしたいと思いました。

実際、展示後に自分が上下左右自由に向きを変えながら加筆して、元の形を失って生まれる別の何か… というものを自分自身見てみたい、という気持ちです。

ちなみにタイトルは「楽園ではない」なのですが、これはほとんど息を吐くようにして出てきた言葉でした。

全体の様子など。会期も折り返し地点をすぎましたが、「あれ?これなんだろう?」など気になる作品など見つけられたら是非会場でご覧ください!

細部まで見入ることのできる表情豊かな作品がそろっています。